(書評)『いま、解読する戦後ジャーナリズム秘史』 柴山哲也〈著〉

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 ■自己省察足りず劣化のメディア

 本書を読んでいて、日本のメディアは自己省察が足りないとの感を受ける。たとえばつい何年か前、有事立法をめぐる論議が国会の内外で盛んであった。しかしもし有事の状態になったら、メディアはどう報じるのか、「メディア自身の『有事』が捉えられていない」と著者は指摘する。

 政…

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