全編に映画作家のサインがはっきり刻まれている。勝手に個性がにじみ出る、というレベルではなく、すべてのカットに作家自らが印鑑を本当に押している感じだ。監督はグザヴィエ・ドラン。文化的な時代の寵児(ちょうじ)、高感度な映画の若きカリスマとして、20代までのキャリアを駆け抜けてきた彼が“自分ネタ”の塊の…
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