(書評)『女たちのシベリア抑留』 小柳ちひろ〈著〉

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 ■忘れられた存在、帰国後も「壁」

 シベリアには女性も千人近く抑留されていた。看護婦として従軍した人が多く、収容所病院で活躍した人もいた。元看護婦の一人は「女の人の方が元気ですね」と語り、薪取りの時に氷を持ち帰り、溶かして洗濯に使ったと証言する。兵士たちの過酷な体験と少し違う、ソ連人との交流を含め…

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