(書評)『〈内戦〉の世界史』 デイヴィッド・アーミテイジ〈著〉

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 ■複雑な思想的格闘の軌跡を追う

 内戦とは何か? 錯綜(さくそう)するその思想的系譜を追った本書は、重厚かつ読みやすい。それは、時代や事例を大胆に取捨し描き切る筆致にもよるが、何よりもその叙述が、今日の内戦に対する鋭い問題意識に支えられているからだろう。

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 とはいえ政治思想史、話は古典古代に遡(さ…

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