(書評)『茶匠と探偵』 アリエット・ド・ボダール〈著〉

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 ■知性持つ宇宙船が難事件に挑む

 本書は、新鋭のSF作家ボダールの中短編の中から、訳者が9編を選んだ初の邦訳作品集だ。

 それぞれの作品は独立した物語で、相互の関連性は基本的にない。ただしシュヤ宇宙という、私たちが住む宇宙と似ているようで異なる世界観を共有している。本書収録の「蝶々(ちょうちょう)…

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