折々のことば:1716 鷲田清一

有料記事折々のことば

[PR]

 いかにもうまそうに書くこととうまいものを味わうこととは別のことである。

 (種村季弘〈すえひろ〉)

     ◇

 美食家がうまい/まずいを語るのはご自由。それよりも「食べることの実際と夢想との落差」を逆手(さかて)にとって、記憶や夢想の中にしかないものを「無いからこそ」深く文章で味わう、その悦楽…

この記事は有料記事です。残り100文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載折々のことば

この連載の一覧を見る