(書評)『独裁者のデザイン』松田行正〈著〉 『独裁者のブーツ』ヨゼフ・チャペック〈著〉

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 ■視覚的な国民懐柔とその批判

 独裁者はどんなデザインを好むのか、視覚的に国民を懐柔する際の特質を追ったのが、松田書だ。一方、ヒトラーがヨーロッパを席巻した時代、風刺や批判を続けたチェコの画家を紹介するのが、増田編訳書である。

 20世紀の独裁者の手法には共通点がある。ポスターの写真が国民を凝視す…

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