(書評)『バンクシー 壊れかけた世界に愛を』 吉荒夕記〈著〉

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 ■価値覆すデュシャンの鬼っ子

 前代未聞の出来事が起こった。ロンドンのオークション、サザビーズで売り出された作品が、衆目の面前で額縁の底から無数に切られた短冊になってズルズルと落ち始めた。そんな様子がテレビ、新聞等によって報道され、この作品の作家バンクシーは一躍世界的なアーティストになった――。

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