(評・映画)「長いお別れ」 家族の介護、悲嘆は描かず

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 中野量太監督はこれまで3本の長編を発表しているが、いずれも家族を送るまでの日々を描いてきた。中島京子の同名の小説の映画化「長いお別れ」は、70歳の誕生日に中学校の元校長の東昇平(山崎努)が認知症であると妻、曜子(松原智恵子)が2人の娘に打ち明けることから始まる。

 印象深いのは家族が事態を受容し…

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