米政権、学生ビザの新規面接「一時停止」と報道 発給が遅れる可能性
米トランプ政権は27日、世界各国の米国大使館や領事館に対し、学生ビザなどを取得するための面接について、新たな予約の受け付けを一時停止するよう指示した。米メディアが一斉に報じた。申請者がSNSで発信した内容についての審査を強化する準備のためだという。日本からの留学予定者にも影響が出る可能性がある。
米国ビザを取得するには通常、大使館や領事館で面接を受ける必要がある。米メディアが報じた内部文書の内容によると、対象は学生向けのF、Mビザと交流訪問者向けのJビザの面接。期間は「(米国務省が)さらなる指示を出すまで」とし、指示は「今後数日内(the coming days)」に行われるとしている。予約済みの面接は予定通り実施されるという。
国務省のブルース報道官は会見で、報道の真偽は明言しない一方で「我々はビザ申請者を審査するためにあらゆる手段を使う。主権国家として、誰がなぜ入国しようとしているのか、何をしてきたのかを知る権利があり、それによってここ(米国)で何を知るつもりなのか判断しようとしている」と述べた。
最初に報じた米政治専門サイト「ポリティコ」は「実行されれば、(今後)学生ビザの発給手続きが大きく遅れる可能性がある」としている。
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