ゼレンスキー氏「中国人兵士2人が捕虜に」 6人が交戦とも発言

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喜田尚
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 ウクライナゼレンスキー大統領は8日、SNSへの投稿で、同国に侵攻するロシア軍部隊に加わった中国人の兵士2人を東部ドネツク州で捕虜として拘束したと発表した。「ロシア軍部隊にはこの2人以外にも中国人兵士がいるとの情報がある」として、中国政府に説明を求める考えを示した。

 AP通信によると、ゼレンスキー氏はこの日の記者会見で、中国人の軍人6人がドネツク州内の二つの集落の近くでウクライナ軍と交戦したと語った。「北朝鮮兵士は(ロシア南西部の)クルスク州で我々と戦ったが、中国人兵士はウクライナの領土で戦っている」ともした。

 同氏のSNSには拘束された中国人捕虜とみられる1人が映った動画も投稿された。捕虜の2人が身分証明書や銀行の通帳も持っていたとしている。

 ゼレンスキー氏は「ロシアが…

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この記事を書いた人
喜田尚
国際報道部
専門・関心分野
欧州、旧ソ連地域、民主主義、難民問題など人間の安全保障
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    安田峰俊
    (ルポライター)
    2025年4月10日11時57分 投稿
    【解説】

    詳細に取材をしたわけではないので断定的には言えませんが、ロシア軍に加わって前線で交戦している中国人兵士のすくなくとも一部は、たとえばミャンマーやカンボジアの特殊詐欺拠点に「自発的に」働きに行っている人たちと属性が近い可能性があります。 「

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