1分おきに中傷メール3190通 兵庫の元百条委員が被害届を検討

中塚久美子 添田樹紀

 兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題を調べていた県議会調査特別委員会(百条委員会)の複数の元委員に、大量の中傷メールが届いていることが、朝日新聞の取材で分かった。

 委員の一人だった丸尾牧県議によると、3月31日朝から私用パソコンに「お前も県民局長みたいに自殺しろよ」などのタイトルで1分おきにメールが届き始めた。2日午後1時ごろまでに計3190通届いたという。

 丸尾氏は朝日新聞の取材に対し、「メールは衝撃的な内容で、驚きや怖さ、戸惑いを感じた。一つの言論弾圧で、社会全体や兵庫県政にとってマイナスなので速やかにメールをやめてほしい」と話した。すでに県警に相談し、威力業務妨害容疑などでの被害届の提出を検討しているという。

 百条委の委員長を務めた奥谷謙一県議には、2日午後1時過ぎから約1分おきに「おまえも鉈(なた)で襲われとけ」といった内容のメールが計数百通届いているという。県警への被害届の提出を検討しているという…

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この記事を書いた人
添田樹紀
神戸総局|兵庫県政
専門・関心分野
国内政治、東南アジア、性的マイノリティ
兵庫県の内部告発文書問題

兵庫県の内部告発文書問題

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