避難所の専門家「被災者に我慢・忍耐・辛抱を強いるのは終わりに」
聞き手・赤田康和
「雑魚寝」状態がたびたび発生してきた日本の避難所の質を改善するにはどうしたらいいのか。
避難所・避難生活学会常任理事の根本昌宏・日本赤十字北海道看護大学教授に話を聞いた。
災害用ベッドの避難所への設置は、発災から48時間以内をめざしたい。ただ、各市町村が、想定される避難者数の全員分を平時から備蓄しておくのは難しい。各都道府県に複数の拠点をつくって備蓄し、被災地の市町村に運び込むのが現実的だ。高齢者や入院患者ら「要配慮者」分の備蓄は市町村で確保しておきたい。
被災地では市町村職員も被災…
【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら