岸和田市長選が告示、前市長ら4氏立候補 立花氏「2馬力」取りやめ

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 女性との性的関係をめぐって2度の不信任決議を受けた前市長の失職に伴う大阪府岸和田市長選が30日、告示された。4月6日に投開票される。前市長の再選の是非が最大の焦点だ。

 立候補したのは、いずれも無所属で、農業NPO法人代表の花野真典(46)▽郵便局長の佐野英利(45)▽前市長の永野耕平(46)▽元高校教諭の上妻敬二(66)の4氏(届け出順)。永野氏以外は新顔。

 自らは当選を目指さず永野氏を後押しする「2馬力選挙」での立候補を表明していた政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)は、この日、自身のSNSで立候補の取りやめを表明した。

 立花氏は29日、永野氏と2人で撮影した動画を投稿。「花野氏が出るなら(自分は)邪魔をせず『2馬力』をしない」「永野さんを素直に応援する」などと語った。

 花野氏は30日、朝日新聞の取材に対し、立花氏に自身の名前を出されたことについて「(立花氏のことは)全く存じ上げていませんし、どちらかというと迷惑です」と語った。

各候補の訴えは

 選挙戦初日の30日、各候補…

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    牧原出
    (東京大学先端科学技術研究センター教授)
    2025年3月30日13時15分 投稿
    【視点】

    本人の不適切な行為があり、2度も議会から不信任とされた元市長がまた選挙に立候補しようとしている。公職に一度いた者が事実上不適格とされているにもかかわらず、選挙に出続けるという事態が増えている。権利としては立候補可能だが、公職にかつてあった者

    …続きを読む