昨年12月の全国高校選手権に出場した私立島原中央高(長崎)女子バスケットボール部の男性監督が、部員への暴言やハラスメントにより、日本バスケットボール協会(JBA)から1年間の資格停止処分を受けたことがわかった。学校側は今月18日に開いた保護者説明会で「事実誤認による措置が出ており、申し立てをして処分期間を短くする努力をしていく」と表明した。
JBAが13日、処分を決めた。監督は複数の部員に対し、人格を一方的に否定し、侮辱する発言や、自尊感情を傷つける発言をしたほか、指導の範囲を逸脱し、プライバシーの配慮にも欠ける言動をしたと判断された。
保護者によると、学校側はオンラインによる説明会で、処分の具体的な理由を問う質問に「答えられない」と返答。監督は「私に悪意のある方がJBAに訴えている」などと発言したという。
JBAは監督の指導に関する…
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- 【視点】
強豪校の部活動における暴力・暴言事案では、生徒の側にとってみると、大会出場や場合によっては進学・就職が関係してくるため、なかなか監督に逆らえない状況があります。また、自分一人が訴えて問題が公になった際に、監督が指導からはずされてしまったり、
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