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全国高校バスケ出場の監督、暴言理由に資格停止 学校側「事実誤認」

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編集委員・中小路徹
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 昨年12月の全国高校選手権に出場した私立島原中央高(長崎)女子バスケットボール部の男性監督が、部員への暴言やハラスメントにより、日本バスケットボール協会(JBA)から1年間の資格停止処分を受けたことがわかった。学校側は今月18日に開いた保護者説明会で「事実誤認による措置が出ており、申し立てをして処分期間を短くする努力をしていく」と表明した。

 JBAが13日、処分を決めた。監督は複数の部員に対し、人格を一方的に否定し、侮辱する発言や、自尊感情を傷つける発言をしたほか、指導の範囲を逸脱し、プライバシーの配慮にも欠ける言動をしたと判断された。

 保護者によると、学校側はオンラインによる説明会で、処分の具体的な理由を問う質問に「答えられない」と返答。監督は「私に悪意のある方がJBAに訴えている」などと発言したという。

 JBAは監督の指導に関する…

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この記事を書いた人
中小路徹
編集委員|スポーツと社会
専門・関心分野
スポーツと社会、サッカー、朝鮮半島
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    内田良
    (名古屋大学大学院教授=教育社会学)
    2025年3月27日20時36分 投稿
    【視点】

    強豪校の部活動における暴力・暴言事案では、生徒の側にとってみると、大会出場や場合によっては進学・就職が関係してくるため、なかなか監督に逆らえない状況があります。また、自分一人が訴えて問題が公になった際に、監督が指導からはずされてしまったり、

    …続きを読む