「ノー・アザー・ランド」の共同監督、西岸で暴行受け連行 所在不明

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カイロ=大野良祐

 今年の米アカデミー賞で、パレスチナ人の苦悩を描いたドキュメンタリーで長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ノー・アザー・ランド」の共同監督の1人、ハムダン・バラル氏が24日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でイスラエルの入植者らから暴行を受けたうえ、イスラエル軍に連れ去られた。現場に居合わせた活動家の話としてAP通信などが報じた。

 報道によると、西岸にある村を入植者の集団が襲い、その際にバラル氏にも暴行を加えて頭部や腹部にけがを負わせた。

 バラル氏は、救急車で病院に搬送される際、途中で乗り込んできたイスラエル兵に拘束、連行されたという。どこに連れて行かれたかは不明だという。

 「ノー・アザー・ランド」の…

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この記事を書いた人
大野良祐
国際報道部次長
専門・関心分野
東南アジア・南アジアの政治社会、生活文化、民主化問題、環境問題
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    高橋真樹
    (ノンフィクションライター)
    2025年3月25日11時32分 投稿
    【視点】

    映画が公開され、オスカー作品賞を授賞したことで、報復として、舞台となった村やそこに暮らす人々が攻撃されているようです。ハムダン・バラル氏へのリンチと誘拐も、そんな流れの中で起こりました。 このニュースのポイントは2つあります。一つは、「イ

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