コロンビア大の元学生逮捕「多くの逮捕の最初」 反ユダヤ主義が理由

有料記事

ニューヨーク=遠田寛生

 移民税関捜査局(ICE)を所管する米国土安全保障省は9日までに「反ユダヤ主義」の活動をしていたとして、米ニューヨークにあるコロンビア大の元大学院生を逮捕したとX(旧ツイッター)で発表した。米国の大学キャンパスなどで、パレスチナ自治区ガザの停戦を求める抗議活動を行っていた。トランプ大統領は「多くの逮捕の始まり」と表明。国外追放に向けた手続きも示唆している。

 逮捕されたのはコロンビア大の元大学院生のマフムード・カリル氏。トランプ氏が署名した大統領令にのっとったもので、「テロ組織に指定されている(イスラム組織)ハマスと連携した活動を主導していた」という。

 米国ではイスラエルとハマスの戦闘が始まった2023年10月以降、ガザへの攻撃をめぐりイスラエルに対する抗議デモが大学のキャンパス内外で起きていた。トランプ氏は10日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルで、「これはこれから起こるであろう多くの逮捕の最初の逮捕だ」と歓迎した。

 そして「コロンビア大をはじ…

この記事は有料記事です。残り563文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
遠田寛生
ニューヨーク支局
専門・関心分野
大リーグなどスポーツ全般、アンチドーピング
トランプ再来

トランプ再来

2024年の米大統領選で共和党のドナルド・トランプ前大統領が返り咲きました。「米国第一主義」を掲げるトランプ氏の再来は、どんな影響をもたらすのか。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]