自民和歌山県連、参院選で二階氏の党公認上申へ 立憲の村上氏は会見

松永和彦 榊原織和
[PR]

 今夏に予定される参院選で、自民党和歌山県連は9日、新顔の二階伸康氏(47)を和歌山選挙区(改選数1)の立候補予定者とし、公認を党本部に上申すると発表した。また、立憲民主党から立候補を予定する新顔の村上賀厚(のりあつ)氏(65)が同日、記者会見を開いて抱負を述べた。同選挙区にはほかに、参政党新顔の林元政子氏(50)が立候補を表明している。

 二階氏は自民党の幹事長などを歴任した俊博氏の三男で、父の秘書などを務めた。昨年の衆院選で、引退した俊博氏の地盤を含む和歌山2区に党公認で立ち、落選した。

 この日、県連の拡大役員会で党本部への公認の上申が決まった後、和歌山市内で記者会見し、「必ず勝利できるように私自身、精進する」と述べた。参院選への立候補は、昨年の衆院選後に「多くの意見」を聞き、自身で決断したという。

 二階氏は「地方創生が叫ばれて久しいが、一極集中が止まらない」とし、「世界の成長を和歌山に取り込むことを念頭に、様々な政策を考えていきたい」と述べた。

 村上氏は人事コンサルティング会社の代表で、2014年の衆院選兵庫12区に旧維新の党から、17年、21年の大阪1区と昨年の和歌山1区に立憲から立ち、落選した。

 1月に党公認での立候補が発表された村上氏はこの日、和歌山市内で記者会見を開いた。参院選での訴えの重点として、教育の無償化の推進や、資格や知識の習得の支援などの「人への投資」を掲げ、「自由で選択肢の多い社会、みんなが助け合う社会」をめざすと述べた。

 会見には党の野田佳彦代表が同席し、「国際通、経済通であり、当選すれば即戦力」と期待を寄せた。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
松永和彦
和歌山総局
専門・関心分野
高校野球、吹奏楽、地方行政