トランプ大統領、被爆地訪問を 和解は原爆投下責任に向き合ってこそ
文=原田小鈴 構成=核と人類取材センター・田井中雅人
アリが書いているように、日米の「和解」という難しさを、手紙のやり取りで痛切に感じています。お互いが考える「和解」に理解を深めていきましょう。
祖父は、「史上初めて核兵器が使用されたという事実は、あらゆる人間にかかわる普遍的な問題だと思う」と書きのこしています。核を使用された日本人だけの問題ではなく、人類を破滅させてしまうからです。原爆投下は決して正当化できませんし、核保有国がどんな戦争の大義名分を掲げても、未来永久に核兵器を人間に使用してはなりません。原爆投下は正義ではないのです。
「米国第一主義」を宣言したトランプ大統領が再び就任しました。核兵器を保有する国の大統領の発言や行動は、世界に大きな影響力をもたらします。トランプ大統領は広島・長崎を訪れ、核兵器が人類にもたらした実相を知るべきです。被爆地の訪問は、必ずトランプ大統領の心に届くはずです。
そして、長崎に来て、米国が…
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