妊婦の食べ物はゴミ箱から 苦しむ日本の難民申請者 支援なく路上に
定塚遼
現場へ! ホームレス難民(1)
着のみ着のまま、段ボールやベンチの上に横たわる。雨露を防ぐものは、何もない。
11月中旬、風が冷たくなった東京都心の公園で、7~8人の難民申請者が、寒さに耐えながら野宿をしていた。他の先進国とは異なり、日本には彼らを支援する法制度がない。
今秋来日した、アフリカ出身の20代の妊婦サラさん(仮名)も、厳しい路上生活を経験した。30代の夫ラシッドさん(仮名)とともに、取材に応じてくれた。
弾圧逃れ、たどりついた日本で味わう絶望
「母国で起きている政治的な…
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら