カナダ当局、米グーグルを提訴 「オンライン広告の支配的地位乱用」

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ニューヨーク=真海喬生
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 カナダの独禁当局は、米グーグルがオンライン広告で支配的な地位を乱用したとして同社を提訴した。関連事業の売却や罰金の支払いを求めている。オンライン広告をめぐっては、米司法省も反トラスト法(独占禁止法)に違反したとしてグーグルを提訴している。グーグルの市場独占をめぐり、各国の監視の目が強まっている。

 カナダ当局の11月28日の発表によると、オンライン広告はオークション方式でどの広告が利用者に表示されるか決められているが、カナダではグーグルがこの広告の管理システムの最大手で50%以上のシェアを持つ。グーグルは自社に有利になるようにシステムを利用し、広告費をつり上げたり、サイト管理者の収入を減らしたりした疑いがあるとしている。罰金はグーグルの全世界の総収入の3%にのぼる可能性があるという。

 カナダ当局トップのマシュー…

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