米大統領選、まれにみる大接戦 最終盤の戦略は浮動票への訴求

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ミルウォーキー=清宮涼 ワシントン=榊原謙 高野遼
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 11月5日に実施される米大統領選は、民主党ハリス副大統領(60)と共和党トランプ前大統領(78)との間で、まれにみる大接戦になっている。まだ投票先に迷っている有権者からの支持が結果に影響を及ぼす情勢で、両候補とも最後の追い込みをかけている。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、まだ投票先を決めていない有権者は全体の3.7%にすぎない。だが、激戦州では1~3ポイント差の争いが続き、浮動票の重要度は増している。

 世論調査通りの大接戦であれば、無党派層に加え、そもそも政治への関心が低く投票に行くかどうか迷っている有権者層を動かすことが鍵を握る、とも言われている。

 ハリス氏は1日夜、激戦州ウィスコンシンのミルウォーキー郊外で集会を開いた。冒頭からトランプ氏への批判一色だった。

 「ますます不安定になり、野放しの権力を追求している」。最近多用する言い回しだが、この日はあえて「ますます」と加えて強調した。

ハリス氏、加速する個人攻撃 透ける苦しさ

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この記事を書いた人
清宮涼
アメリカ総局
専門・関心分野
外交、安全保障、国際政治
榊原謙
アメリカ総局|米国経済担当
専門・関心分野
米国経済、世界経済
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