中国、北朝鮮人労働者の扱いに変化? 国交樹立75年、微妙な距離感

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瀋陽=金順姫 ソウル=貝瀬秋彦

 中国と北朝鮮が国交を樹立して6日で75年となった。北朝鮮が国連制裁を受けても核・ミサイル開発に突き進むなか、中国は北朝鮮が崩壊しないよう背後から支え続けてきた。だが、北朝鮮人労働者の受け入れ姿勢は変わりつつあり、両国の微妙な関係の変化が垣間見える。

 中国東北部で衣料品製造の会社を経営する中国人男性は今年、北朝鮮との国境に近い地域に工場を構えた。不況に苦しむ地元政府から熱心に誘われて投資を決めた。目当ては北朝鮮人労働者だ。勤勉だとされ、月4千~5千元(1元=約20円)の賃金を払う中国人と比べて割安な月2500元程度で雇える。このうち北朝鮮側の会社の取り分や当局への上納を除いた600~700元ほどが、労働者本人の手に渡るとみられる。

 経営者にとって大きな決断だったが、目算が狂った。北朝鮮人労働者が確保できないのだ。地元政府は年内に北朝鮮から新たな労働者が入ってくると説明していたが、「労働者が来るのは来年になる」と態度を変えたという。

中国にいる北朝鮮人労働者、どんな存在?

 北朝鮮側としても、新たな労…

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この記事を書いた人
金順姫
瀋陽支局長
専門・関心分野
中国、香港、台湾、朝鮮半島
貝瀬秋彦
ソウル支局長
専門・関心分野
朝鮮半島、東南アジア、核問題、人権問題
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