国語の「書く」や理科実験でも 次期学習指導要領「端末活用前提に」

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聞き手 山本知佳 編集委員・宮坂麻子
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 1人1台の学習端末が整備された「GIGAスクール構想」後、初めてとなる学習指導要領改訂の議論が、今年中にも始まる。文部科学相から諮問を受ける中央教育審議会の委員で、国のデジタル関連の複数の会議の座長も務める、堀田龍也・東京学芸大学教職大学院教授に考えを聞いた。

 ――GIGAスクール構想から5年を迎えようとしています。児童生徒に配られた1人1台の端末の更新を始めている自治体もありますが、GIGA後、初となる次の学習指導要領の改訂は、デジタル活用が焦点の一つになるのでしょうか。

 2019年末のGIGAスクール構想導入からこれまでに数千億円規模の国の予算がつぎ込まれました。デジタル教科書も今年度から本格導入され、全国学力調査もコンピューターで全面実施すると決まりました。自治体も学校のDX化を進める中で、端末がいつでも活用できることを前提とした改訂にするのは、自然な流れです。

 学習指導要領にコードが付与…

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この記事を書いた人
宮坂麻子
編集委員|教育・こども担当
専門・関心分野
教育・こども