パレスチナ西岸で米女性死亡、イスラエル軍射殺か 入植地拡大に抗議

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エルサレム=軽部理人 ワシントン=下司佳代子

 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ナブルス近郊で6日、米国籍の女性(26)がイスラエル軍の兵士に撃たれて殺害された。女性はユダヤ人入植地拡大に抗議する活動に参加していたという。パレスチナ通信などが伝えた。イスラエル軍は同日、事件について「調査中」とする声明を発表した。

 米紙ニューヨーク・タイムズによると、女性は米シアトル在住で、米国籍とトルコ国籍を持つアイシェヌール・エイギさん。6月にイスラエル政府によって合法化された、ナブルス近郊のベイタにあるユダヤ人入植地の拡大への抗議活動に参加するため、イスラエルを訪問していた。

 エイギさんが参加した抗議活動は6日正午ごろに始まり、一部の参加者が治安部隊と衝突。目撃者によると、エイギさんは、衝突が収まった後に家屋の屋根の上にいたイスラエル軍の兵士から頭部に銃撃を受けたという。

 イスラエル軍は声明で、治安…

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この記事を書いた人
軽部理人
国際報道部記者|内勤・業務担当
専門・関心分野
中南米の全分野、米国政治や外交、社会
下司佳代子
アメリカ総局|米国の外交・防衛
専門・関心分野
国際報道
イスラエル・パレスチナ問題

イスラエル・パレスチナ問題

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