県のパートナーシップ制度、第1号のカップルが宣誓

武部真明
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 性的マイノリティーのカップルに対し、パートナーとしての関係を公的に認める滋賀県の「パートナーシップ宣誓制度」が9月にスタートした。2日、その第1号となるカップルが宣誓した。2人は「非常にうれしい」「この制度を待っていた」と喜んでいた。県によると、さらに3組が宣誓を予定している。

 この日に宣誓したのは、大津市内の54歳と51歳のカップルで、戸籍上は女性同士。2人に県から受領証が交付された。

 これまで26年間、いっしょに暮らしてきたという。報道陣の取材に「(パートナーに代わって)病院へ薬をもらいに行っても、『本人か家族以外には出せない』と断られてつらかった」「これからは、一番大事なときに、そばにいてほしい人にいてもらえる」などと話した。

 この制度は、一方か双方が性的マイノリティーで、いずれか一方は滋賀県内に住所があるか、3カ月以内に転入を予定している人が対象。県内の市町では同日現在、彦根市など6市で導入されている。

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