電車出発時の安全確認、AIで 小田急が新百合ケ丘駅で実証実験

佐藤英法
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 【神奈川】小田急電鉄東京都新宿区)は、21日から新百合ケ丘駅(川崎市麻生区)のホームで、人工知能(AI)の画像解析技術を使った安全確認システムの実証実験を始めると発表した。

 実証実験の駅は、1日10万人以上が利用する駅から選んだ。ホームの専用カメラで、ホームの端の黄色の点字ブロックと列車との間に人がいる場合や、扉を閉じた後に傘などが挟まっている場合に自動検知するシステムを、AI開発企業サイバーコア(盛岡市)と共同開発したという。

 小田急電鉄は、すでに東京都内の経堂駅や祖師ケ谷大蔵駅で、ホームからの転落をカメラの映像で検知するシステムを運用している。同社は「将来の働き手不足を見据えると、列車出発時の安全確認にもデジタル技術の活用が有効だ」としている。

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