LINEアプリの利用者情報の流出問題をめぐり、LINEヤフーの資本関係の早期見直しを、大株主のソフトバンクが断念したことが16日わかった。総務省が求めていたが、韓国国内の世論の反発をうけて、韓国IT大手ネイバーと折半での出資を当面継続する。
ソフトバンク関係者が明らかにした。総務省の行政指導に対し、韓国の野党の一部やネイバーの労働組合が反発。ネイバーとの協議を続けてきたが、「今は動けない」(関係者)という。
一方で、将来的にはLINEヤフーを「国産のプラットフォーム」にしていくため、株の買い増しを中長期で目指していく方針は変わらないとした。
LINEヤフーは1日、再発…
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- 【視点】
試行錯誤が続く経済安全保障の領域とはいえ、軸の定まらない政策は、後味の悪い痕跡を残す。 日本と韓国の外交懸案にも発展しかねなかったこの問題は、当初から総務省のちぐはぐな対応が目立った。 ネイバーへの業務委託を終える具体的な計画を立てた
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