那須どうぶつ王国生まれのライチョウ雄、中央アルプスでつがいに

小野智美
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 長野県中央アルプス特別天然記念物のライチョウを増やす「復活作戦」を進める環境省は8日、今春から実施していた生息数調査の結果を発表した。那須どうぶつ王国(栃木県那須町)で生まれ、2022年に放鳥した雄のヒナ1羽が成長し、雌1羽とつがいになったことがわかったという。

 中央アルプスでは1969年を最後にライチョウが目撃されず、2018年の1羽の確認を機に復活作戦が始まった。山での保護に加え、21年夏に計11羽を那須どうぶつ王国と長野市茶臼山動物園へ移送。那須どうぶつ王国で生まれ育った16羽を22年夏に山へ放した。

 環境省によると、今回の調査で、22年に放鳥したヒナのうち雄の1羽がつがいになったことがわかり、複数の雌が子育てをする姿が確認できた。中央アルプスの推定生息数は120羽以上で、22年の41羽、23年の83羽を上回った。

 同園プロジェクトチームリーダーの原藤芽衣獣医師は「動物園生まれでも野生に引けをとらない生命力で生きてくれていることに、皆で喜んでいる」と話す。

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