安楽寺の住職が始めた「にゃんらくじ」 保護猫活動「寺だからこそ」

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長屋護

 近くの国道で猫が車にひかれて死んだことがきっかけで、保護猫活動を始めた寺が福井県あわら市にある。住職自らボランティアに登録し、子猫の世話にあたる。能登半島地震で被災した猫を含め、これまでに70匹ほどになった。寺の一角を専用スペースに改装して活動を本格化させている。

 「お経をあげてもらえませんか」

 あわら市北潟の天王山安楽寺に、檀家(だんか)の女性が泣きながら訪ねてきたのは2023年3月末のことだった。自宅近くの国道305号で車にひかれて死んだ猫を供養してほしいという。

 住職の杉本成範さん(46)はすぐ事故現場に出向き、お経をあげた。死んだのは、女性宅の倉庫で子猫6匹を産んだばかりの母猫だった。

 子猫たちをどうするか。一般…

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