「すずめの戸締まり」に登場する駅も 開業40年の三鉄が絵本で紹介
東野真和
【岩手】開業40周年を迎えた日本最長の第三セクター鉄道・三陸鉄道は、全41駅を子どもたち向けに紹介する絵本「ちいさなさんてつの楽しい駅めぐり」を作った。B5判32ページで非売品。支援企業からの寄付金で1100冊を印刷し、沿岸の幼稚園、保育園など103カ所や公立図書館に寄贈した。
模型の車両が盛駅(大船渡市)から久慈駅までを走り、各駅の名所や伝説などを紹介する設定。津波に耐えたポプラが近くにある三陸駅(大船渡市)やアニメ映画「すずめの戸締まり」に登場する織笠駅(山田町)などを、現地と模型の写真や久慈市の作家・宇部京子さんの文でやさしく説明している。
石川義晃社長は「絵本を通して郷土愛を育んでほしい」と話す。
6日には、久慈市のいなり保育園の園児27人が三鉄に乗って宇部さんが絵本を読み聞かせた。園児たちは車両内を絵や紙細工で飾って40周年をお祝いした…
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