都知事選ポスター、貼る場所は足りる? 立候補は過去最多の可能性

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田渕紫織 根岸拓朗

 20日告示、7月7日投開票の東京都知事選では、これまでに30人以上の立候補が見込まれ、過去最多の候補者数になる可能性もある。果たして、町中に立つポスター掲示場のスペースは足りるのか。選挙管理委員会が頭を悩ませている。

 都選管によると、都内のポスター掲示場の数は1万4230カ所。実際に設置するのは区市町村の選挙管理委員会で、都選管からは48人分のポスターを貼れるように求めている。

 すでに掲示場の設置は始まっている。「30」までしか数字がないように見えるが、選挙に関する注意書きなどが書かれた左右のスペースも含めると、最大で48人分までポスターを貼れるという。

 一方、10日までに立候補に必要な書類を受け取ったのは65人で、書類の内容を事前に確認する手続きを終えたのは35人。2020年の前回知事選では47人が書類を受け取り、候補者は過去最多となる22人だった。事前の手続きを終えた人たちは実際に立候補する可能性が高く、今回の知事選も過去最多を更新する可能性がある。

 果たして48人分で足りるか。都選管は「細心の注意を払って状況をみている。現時点で増設を決めてはおらず、必要に応じて検討する」と話す。

3人分増設で「900万円」 迫るデッドライン

 設置を担う区市町村は頭を悩…

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この記事を書いた人
田渕紫織
東京社会部
専門・関心分野
災害復興、子ども
根岸拓朗
東京社会部
専門・関心分野
司法、人権、ジェンダー