根岸拓朗

東京社会部
専門・関心分野司法、人権、ジェンダー

現在の仕事・担当

ジェンダー格差をどうすれば解消に近づけるかという問題意識をもって取材をしています。急激に発展している生成AIが人々の権利や情報環境に与える影響や、がん治療に関するネット上の誤情報がもたらす問題にも関心をもっています。

バックグラウンド

2005年に入社。奈良、神戸、東京のほか、福島・いわきで勤務しました。強く印象に残っているのは、福島第一原発事故による影響の取材です。東京電力からの賠償の差、放射線への不安、ふるさとに戻るか戻らないかなど、様々な違いや線引きに戸惑う人々の姿を目の当たりにしました。原発事故の被害の複雑さをどう報道すればいいかに悩みましたが、記者の仕事の意義を再認識しました。

仕事で大切にしていること

記者として働くなかで大切にしている言葉があります。いわきで出会った人たちが主催していた対話の場で聞いたものです。  
「答えを共有しようとすると分断が生まれる。問いを共有しようとすると信頼が生まれる」
単純化された「答え」ではなく、もやもやして見通しにくい世の中をともに考えるための「問い」を共有したいと思っています。

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