首都圏15駅でみどりの窓口復活 繁忙期にJR川口、蒲田駅など

細沢礼輝
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 JR東日本の喜勢陽一社長は4日、埼玉県内の川口駅など首都圏15駅について、廃止したみどりの窓口を復活させると発表した。

 JR東によると、窓口を復活させるのは、お盆や年度末の定期券購入シーズンなどの繁忙期。窓口を全廃した川口や北朝霞など6駅については臨時窓口を設ける。窓口の数を減らした蒲田、登戸など9駅については、混雑状況に応じて閉鎖した窓口を復活させる。

 喜勢社長は「通常の繁忙期に加え、インバウンド客が増えるタイミングなどにも機動的に対応する」と話した。

 JR東は2021年、チケットレス化を推進するとして、当時管内440駅にあったみどりの窓口を25年までに140駅に減らす計画を発表。今年4月時点で209駅にまで減らした。一方、半分以下になった窓口では、繁忙期に大行列ができるようになり、利用者から不満の声が上がっていた。

 これを受け、喜勢社長は5月、窓口の削減方針をいったん凍結し、当面は現状を維持する方針を示していた。

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この記事を書いた人
細沢礼輝
東京社会部|鉄道担当
専門・関心分野
鉄道を中心とした運輸部門