どうする「配属ガチャ」 総合商社の就職戦線に異変あり
宮崎健
幅広い事業を手がける総合商社では、入社後に配属された分野で長く勤め、その道のプロになることが求められてきた。会社員人生を左右する最初の配属は、会社が適性をみて決めてきたが、近年は事前に配属先を確約して採用する動きも広がっている。運しだいの配属を「配属ガチャ」と不安視する若者が増えたことなどが背景にある。
住友商事は来春入社の新卒採用から、配属先を採用時に確約する「WILL選考」を導入した。採用予定約100人のうち3割程度を対象とする予定で、約30部署から選べる。大学などでの専攻分野と関係なく、その配属先で働きたいという意志(WILL)があれば応募できる。残りの約7割は、配属先を決めない通常の選考とする。
同社の広報担当者は「配属の…
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