最大規模の太陽フレアが連続発生 通信障害やオーロラ観測の可能性も
石倉徹也
太陽の表面で8~10日に「太陽フレア」と呼ばれる大きな爆発現象が連続して起きた。国立研究開発法人「情報通信研究機構(NICT)」によると、放出されたプラズマガスは10日夜~11日早朝にも地球に届いて、無線通信が乱れたり、全地球測位システム(GPS)の誤差が大きくなったりする障害が数日間続く恐れがあるという。
太陽フレアは表面の「黒点」と呼ばれる場所で起きる。NICTによると、5段階評価で最大規模とされる「Xクラス」の爆発が、8日午前11時ごろを皮切りに、10日午後4時ごろまで計6回発生した。いずれも黒点がちょうど地球の方を向いているときに起きた。
Xクラスの爆発が48時間以内に5回以上発生したのは18年8カ月ぶりでかなり珍しい。
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放出されたプラズマガスは…
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