バイデン氏「激しい憤り」 イスラエル空爆でNPO職員死亡受け声明
バイデン米大統領は2日、パレスチナ自治区ガザで食料支援活動をしていた米国のNPO「ワールド・セントラル・キッチン」(WCK)のスタッフ7人が死亡したことを受けて声明を出した。「激しく憤り、心を痛めている」と述べ、イスラエルの「誤爆」に対する怒りをあらわにした。イスラエルに対する批判のトーンをまた一段強めた。
7人のうち1人は米国人だったという。声明でバイデン氏は、スタッフらは「戦争のさなか、飢えた民間人に食料を提供していた。彼らは勇敢で無私無欲だった。その死は悲劇だ」と追悼した。その上で、イスラエルが公約した調査は「迅速で、説明責任を果たさねばならず、結果は公表されなければならない」と強調した。
「さらに悲劇的なのは、これが単発の事案ではないということだ」と続けた。犠牲になった支援関係者が多数に上った点で、今回の事案は「最近の中でも最悪の部類に入る」と指摘した。
「イスラエルが援助関係者を…
【春トク】締め切り迫る!記事が読み放題!スタンダードコース2カ月間月額100円!詳しくはこちら
イスラエル・パレスチナ問題
イスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルに大規模攻撃を行いました。イスラエルは報復としてハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃を始めました。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]