北急延伸でどうなる「せんちゅう」? 千里中央駅、再開発の行方は

有料記事ニュータウンのいま

島脇健史
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 北大阪急行電鉄(北急)の現在の終点は千里中央駅(大阪府豊中市)。千里ニュータウンの商都として“せんちゅう”と呼ばれ、栄えてきた。

 ここから北急が北へ2・5キロ延伸された先にできる新駅、箕面萱野駅(箕面市)。その前の大型商業施設「みのおキューズモール」では、新しい商業棟が23日の延伸に合わせて開業する。阪急バスの路線は、千里中央から箕面萱野を中心に再編される。

 にぎわいの中心が千里中央から移るのではないか――。そんな懸念が住民からは聞かれる。

 だが、大阪万博があった1970年から営業を続ける駅ビル「せんちゅうパル」専門店会の会長、東平和(あずまとしかず)さん(72)は「むしろ、箕面からの利用客の増加が見込める。延伸は楽しみ」と話す。

 東さんらは約3年前から駅周辺の企業などと協議会をつくり、対応策を考えてきた。今秋には大型イベントを計画している。「今こそ、せんちゅうは一つにならないといけない」と力を込める。

セルシー含めた大規模再整備計画は

 延伸を見据え、豊中市や駅周辺企業などは2019年、大規模な再整備計画を発表していた。

 計画では、駅東側の百貨店「…

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