「データは女性の武器に」 フェムテックの生みの親が語る男女格差
生理や妊娠・出産など、女性特有の悩みの解決に最新技術で取り組むフェムテック市場が伸びている。フェムテックという言葉は、生理日管理アプリ「Clue(クルー)」の共同創業者、イダ・ティン氏が男性投資家に自社のサービスを説明するときに使ったことで世界に広まった。男女格差が大きい日本で、テクノロジーは女性の地位向上に寄与するのか。ティン氏に聞いた。
――フェムテック市場が盛り上がっています。
「そうですね。今のトレンドは生体データです。これまではスマートウォッチなどを使って、体の外から健康状態をみる商品が多かったのですが、いまは経血や呼気を分析して、体の状態を分子レベルで分析できる商品が増えています」
「例えば、子宮内膜症を検知するバイオマーカーが分かったり、慢性的に起こる体の痛みを把握できたりするアプリが出てきました。こうしたデータを包括的にみることで、女性は自分自身の体の状態をより深く理解できます。医療現場での治療にも役立てるようになりました」
――課題はありますか。
「一番の課題は、こうした素晴らしい商品があることを消費者が知らないことです。フェムテック企業の多くがスタートアップなので、ビジネスの規模がまだ小さく、流通の仕組みを構築するためには多くの投資が必要です。多くの人の目に触れるためには、まだそうした部分が足りていません」
「小さい企業にはマーケティ…
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