6月のシャワー週1~2回? 市議の居住実態、県選管認めず当選無効

田中久稔 本田大次郎

 昨年8月の柏市議選で初当選した小川学氏(61)について、千葉県選挙管理委員会は当選を無効とする裁決をした。選挙前に3カ月以上、柏市に住んでいたと判断した市選管の判断を覆し、居住実態を認めなかった。裁決は5日付。

 小川氏を巡っては、落選した市議選候補者らが当選無効を求める異議を申し出て、市選管が棄却。柏市民オンブズマン連絡会議のメンバーらが「小川氏の居住実態がない」などと訴え、県選管に審査を申し立てていた。県選管は裁決で市選管の決定を取り消した。

 小川氏は取材に「実際に住んでいたのに、推定で結論を出している。中立公正な裁決ではなく、東京高裁に提訴する」と話した。小川氏は日本維新の会公認で当選後、昨年11月に党の勧告を受け、離党した。

 公職選挙法に基づき、市議選候補者は投票日までに市内に継続して3カ月以上住んでいる必要がある。県選管は、小川氏が提出した市内の店舗領収書や関係者の証言に基づき審査した。

 裁決によると、複数の飲食店の領収書で、日付が店側の控えと食い違ったり、小川氏が「ご飯」と説明した金額が飲料相当だったりした。銭湯の店員は「日付なしの領収書を求められ、10枚ぐらい発行した」などと証言。県選管は「日付を意図的に加筆した可能性が否定できない」と断じた。

 小川氏が借りた賃貸住宅の水道・ガス使用量が平均値を下回り、小川氏は「6月以降は週1、2回程度シャワーを浴びた」と説明。県選管は「気温の高い時期に信じがたい」とした…

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この記事を書いた人
田中久稔
西部報道センター|警察・遠賀・京築・水俣病担当
専門・関心分野
水俣病、公害、自然災害、貧困、差別、軍事