山上被告「事件考えない日はない」 初公判は来年の可能性も
仙道洸
安倍晋三元首相の銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告(43)について、弁護団が4日、近況を明らかにした。山上被告は弁護団に対し、「事件について考えない日はない」と話す一方、日々の報道などから、宗教法人「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の問題を解決することの難しさも語っているという。
山上被告は「警備上の理由」で、奈良ではなく大阪の拘置所に勾留されている。裁判は奈良地裁で開かれる予定で、昨年10月から2回、裁判官と検察官、弁護人で証拠や争点を議論する公判前整理手続きがあった。3回目の期日は未定で、さらに複数回をへて裁判員裁判が開かれるとみられる。被告は今後も同手続きに参加する意向という。
最高裁によると、近年の手続きの平均期間は11カ月余り。検察の証拠開示や弁護側の主張の検討などに時間がかかり、弁護団の中には、「年内に裁判を開くのは難しい」という見方もあるという…
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