能登半島地震で被災した石川県の第三セクター「のと鉄道」を応援しようと、同じ三セクの錦川鉄道（山口県岩国市）が「のと鉄道応援鉄印」を錦川清流線・錦町駅の売店で販売している。1枚300円で、このうち250円がのと鉄道に寄付される。

　応援鉄印は能登の海沿いを走る鉄道の写真をあしらい、「困難を乗り越えた先によいことが待っている」という意味の「雲外蒼天（うんがいそうてん）」の語が添えられている。のと鉄道は地震で線路がゆがむなどの被害を受けたが、15日に一部区間で運転が再開された。全線の再開は4月の予定。

　応援鉄印は全国40社でつくる第三セクター鉄道協議会が発行し、加盟する錦川鉄道などが販売することになった。

　錦川鉄道は15日から販売しており、1週間で61枚が売れた。鉄道ファンだけでなく、地元の人も購入しているという。（鈴木史）