万博初日の来場者は約12万人 2日目は荒天で一時中止のエリアも

野平悠一

 大阪・関西万博を主催する日本国際博覧会協会(万博協会)は14日、開幕した13日の来場者数を発表した。一般の来場者は11万9千人で、運営スタッフなど関係者2万2千人を加えた計14万1千人が来場。万博協会は半年間の会期中、こうした関係者を含めて2820万人の来場を見込んでいる。

 開幕前の前売り券の売り上げは計約970万枚で、修学旅行などの予約分200万枚以上と合わせて1170万枚を超えるとしている。

 13日は、大阪メトロ夢洲駅と隣接する東ゲート付近でネットにつながりにくい状況が発生し、入場に必要なQRコードを表示するのに時間がかかった。協会は改善策として新たにWi―Fiを東ゲートに設けるという。

 また同駅では、多数の来場者が行き来して一時入場制限がかかるなど混乱が生じた。14日に会見した石毛博行事務総長は、「自由に退場させると安全が保たれないと判断し、必要な措置を取った結果だ」と説明した。

 また会場は一時的に強い雨に見舞われた。多くの来場者が大屋根リングで雨風をしのいだが、雨漏りのようにリングの下に水が垂れる場所もあった。協会幹部は14日、リングの雨どいから水がしたたったとみて、施工業者に確認を依頼していることを明らかにした。

 平日のこの日は、前日のような混雑はみられず、来場者は比較的スムーズに入場している様子だった。ただ、夕方になると強い雨に見舞われたほか、雷注意報が発表されたことを受け、会場中心部の「静けさの森」の利用が一時、中止される時間帯もあった…

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