JR紀勢線和歌山―箕島間が開業100周年 3月から記念イベント

松永和彦
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 JR西日本は、紀勢線の和歌山―箕島間が開業100周年を迎えることを記念したイベントを開く。オリジナルカードの配布や記念スタンプラリーなどがあり、JR和歌山支社の担当者は「感謝を込めたイベント。特別な1年にしたい」と話している。

 紀勢線の紀和(旧和歌山)―和歌山(旧東和歌山)―箕島間は、1924(大正13)年2月28日に開業した。和歌山県内の南北をつなぎ、地域の生活の足となった。和歌山、紀三井寺、海南、加茂郷、箕島の各駅も同時に開業した。下津駅は少しあとの同年8月20日の開業となった。

 イベントの第一弾は3月3日に開かれ、60年当時の旧東和歌山駅舎の写真をあしらったオリジナルカードが無料で配布される。開業日の2月28日にちなみ、「228枚」を用意した。引換券を午前7時から和歌山駅東口で配布し、引き換えは午前10時から同駅中央口で始める。JR西のアプリ「WESTER」をダウンロードしている人にはオリジナルグッズの追加プレゼントもある。

 3月20日~8月31日には、和歌山、紀三井寺、海南、加茂郷、下津、箕島の各駅で記念スタンプラリーが楽しめる。加茂郷、下津以外の4駅では記念台紙があり、各駅のスタンプが押せるようになっている。台紙は数に限りがある。

 10月ごろには「なつかしの紀勢本線写真展(仮称)」を開催する予定で、和歌山―箕島間の風景などの写真を募集する。JR西が保有する写真と合わせて写真展を開く。場所や日程、応募方法などは未定。

 JR和歌山支社の社員や和歌山駅の駅員らが21日に県庁を訪れイベントをPRした。同支社の大石有希子さんは「地域の皆様にご利用していただき、100周年を迎えることができました。感謝の気持ちを伝えたい」と話した。(松永和彦)

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