岡山・真庭市が1億円分のJR株取得へ ローカル線廃止の懸念のなか

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礒部修作
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 各地でJRローカル線の廃線への懸念が高まるなか、岡山県真庭市が14日、来年度の当初予算案にJR西日本の株式の取得費を盛り込んだことを明らかにした。太田昇市長は「資本参加することで地域の交通に一定の責任を持ちつつ、JRにも必要な意見を申し上げる」と述べた。

 予算案に盛り込んだ額は1億円。今年度の決算で余る見込みの「決算剰余金」の一部を充てる。

 予算案を発表する記者会見で太田氏は、株の購入の時期は証券会社などの意見を聞いて検討するとし、議会との調整次第では増額もあり得るとの見解を示した。

「もの言う株主宣言」をした市長

 中国地方では、岡山・広島両県を走るJR芸備線の一部区間が存廃の問題に直面している。

 国が積極的に関与し、沿線自…

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