ガザの子どもたちの悲劇 米国人は加担の現実直視を NYTコラム
ニコラス・クリストフ
パレスチナ自治区ガザ地区に利発な10歳の少女がいる。英語が上手で、キラキラした笑顔を見せ、明るい未来が待っているように見えた。彼女は放射線技師の娘で、国際交流プログラムに合格し、まもなく出発するはずだった。
ところが、彼女はいま、爆弾の爆発で太ももに負ったひどい傷で、病院のベッドに横たわっている。写真からはフットボール大の傷口が開き、大腿(だいたい)骨のかなりの部分が欠けていることがわかる。
「彼女は日本にいるはずでした」と、彼女の話をしてくれた主治医の整形外科医は言う。「彼女はいま、ベッドに横たわり、足を切断するかどうか決めているところです」。私は彼を10年ほど前から知っている。彼がシリアのアレッポにある秘密の病院でロシア軍の爆撃による被害者を救うため、ボランティアをしていたころからだ。米ノースウェスタン大医学部で教えている彼は、ウクライナやイラクを含む世界中の戦争地域や紛争地帯で働いてきた。最近では米国のNPO「ラーマワールドワイド」や英国の慈善団体「IDEALS」を通してガザの病院にいた。
彼女の命を救うには腰の下で…
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
イスラエル・パレスチナ問題
イスラム組織ハマスが2023年10月7日、イスラエルに大規模攻撃を行いました。イスラエルは報復としてハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区に攻撃を始めました。最新のニュースや解説をお届けします。[もっと見る]