DV被害者の新住所、加害側に漏らす 福津市「システムロック」怠る

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小川裕介

 福岡県福津市が、夫による家庭内暴力(DV)被害を訴えて転居した女性の新住所を、夫側の請求に応じて漏出させていたと分かった。女性はさらに転居を余儀なくされた。市が13日、女性の転居費など約197万円の損害賠償の支払いを盛り込んだ議案を市議会に提出する、と発表した。

 DV被害者の保護制度については、被害側が自治体に申し出て、認められれば、加害側への住民票などの交付を制限できる「DV等支援措置」がある。

 市によると、支援措置は転居…

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この記事を書いた人
小川裕介
西部報道センター|事件キャップ
専門・関心分野
核・原子力、感染症、調査報道