ロイヤルな四国旅が発車 豪華観光列車、高松駅でセレモニー

福家司
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 東急とJR四国などが協力して瀬戸内・四国エリアで初めて運行する豪華観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の出発セレモニーが26日、JR高松駅であった。

 正午ごろ、岡山から電気機関車にひかれた濃紺の5両編成(電源車を除く)が入線。テープカットに続いて佐々木龍次駅長の出発合図や池田豊人・香川県知事らの見送りを受け、琴平に向け発車した。

 岡山から高松まではJR西日本の電気機関車を同社とJR四国の運転士が、その後の行程はJR貨物の電気機関車をJR四国の運転士が運転する。

 セレモニーに先立ち、JR四国本社で会見したJR四国の西牧世博社長は「運行を通じ、新たな四国の魅力やニーズを発見できることに期待感を持っている」と語った。東急の堀江正博社長は、来年以降の四国での運行について「関係者の調整ができれば、前向きな姿勢で取り組みたい」と述べた。

 3月1日までの毎週金曜、岡山を出発。バスやフェリーも組み合わせて香川、愛媛、広島の瀬戸内エリアを周遊し、高級ホテルで宿泊する3泊4日のコースで計6回運行される。1回の定員は30人と少なく、費用は1人あたり96万円(2人で利用の場合)以上。チケットは完売している。(福家司)

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