「日本一」の新幹線駅、内覧会に600人 乗り換え改札19基の迫力

佐藤常敬
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 3月16日の北陸新幹線福井開業に合わせ、県内の新幹線駅の内覧会が20日あった。終着駅となる福井県敦賀市の敦賀駅には県内外から約600人が訪れ、開業に向けた準備が進む駅舎やホームを見学した。

 福井県や敦賀市などが、開業の機運を盛り上げる記念イベントとして企画。敦賀では参加の整理券を入手するために、午前5時に配布会場に来た愛知県の参加者もいたという。福井駅でも約870人が参加した。

 完成した敦賀駅舎の高さは37メートル。新幹線と在来線特急を結ぶコンコースの長さも約200メートルで、いずれも新幹線駅で「日本一」という。乗り換え改札も19基あり、参加者は新駅の迫力に目を奪われていた。

 午後2時からの内覧会では、新幹線ホームに偶然、試験運転中の営業車両のW7系が止まっていた。車両が動き出すと、参加者は歓声を上げて、スマートフォンなどで記念撮影をした。

 乗り物好きの息子の颯仁君(3)と参加した敦賀市の荒木梨花さん(35)は「動いているW7系を間近に見られた。めっちゃかっこ良かったです」。夫が敦賀駅の建設に携わったといい、「素敵な駅で、開業が楽しみです。たくさんの人が行き交うにぎやかな駅になってくれたら」と話した。(佐藤常敬)

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