自動運転バスの試乗会始まる 深谷

猪瀬明博
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 コミュニティーバスの自動運転化を進める埼玉県深谷市。公道上の実証実験を兼ねた試乗会が市内で12日に始まった。19日まで。

 試乗会は、市やこの分野で最先端の技術力がある地元・埼玉工業大、民間企業でつくる「深谷自動運転実装コンソーシアム」が協力。コースは「渋沢栄一記念館」を発着点にした13キロあまりの公道。定員約300人に対し、500人近い申し込みがあったという。2025年春の導入を目指す小島進市長は「市民の関心は想像以上。これからの公共交通のモデルケースにして全国に発信していきたい」と意気込んだ。

 第1便には記念館近くの市立八基小学校の6年生12人が乗った。前日、埼工大の渡部大志教授らから自動運転の必要性や仕組みなどを学んだ。佐藤碧海(あおい)さんは「ハンドルが勝手に動いている様子を実際に見てびっくりしたけど、全然こわくなかった。また乗りたい」と話していた。(猪瀬明博)

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